apt-get install blasと入力してlapackのインストールを,
apt-get install lapackと入力してBLASのインストールができます.(yum等他の方法でも構いません)
LAPACKとBLASのインストールが終わったらCPPLapackのインストールを行います.インストールといってもファイルを展開するだけです.
手順は以下の通りです.
mkdir ~/local
,mkdir ~local/lib
と入力し,ディレクトリ~/local/lib
を作成する.
cd ~/local/lib
と入力する.
http://sourceforge.net/projects/cpplapack/
からCPPLapackの最新版cpplapack-XXXX_XX_XX.tar.gz
をダウンロードする.
tar xzf cpplapack-XXXX_XX_XX.tar.gz
と入力し,CPPLapackを展開する.
lu -s cpplapack-XXXX_XX_XX cpplapack
と入力し,シンボリックリンクを作成する.
を参考にしてください.
cpplapack.h
をインクルードすればCPPLapackの全ての機能を利用することができます.また,iostreamとcmathなど幾つかのヘッダファイルは内部で読み出し済みなので,これらを改めてインクルードする必要はありません.
例として, という行列を表示するプログラムを作ります.コードは以下の通りです.
#include ``cpplapack.h'' void main(void) { CPPL::dgematrix A(2,3); A(0,0)=1; A(0,1)=7; A(0,2)=5; A(1,0)=3; A(1,1)=4; A(1,2)=6; std::cout << A << std::endl; }
これをmain.cppとして保存することにします.
>mv Makefile.g++ Makefileと入力してファイル名を変えて下さい. その次にMakefileの中身を開いて,
OBJECTS = main.oとなっていることを確認してください.
これらの確認作業が終わったら,コンパイルを行います.次の様に入力してください.
>makeこれでコンパイルが行われ,実行ファイルA.OUTが生成されます. 実際にコンパイルすると,次の様な感じになります.
>make g++ -c main.cpp -O2 -Wall -Wno-unknown-pragmas -I/home/hoge/local/lib/cppla pack/include g++ main.o -O2 -Wall -Wno-unknown-pragmas -L/usr/local/lib/LAPACK -L/usr/local/ lib/BLAS -llapack -lblas -lg2c -lm -o A.OUT
>./A.OUT実行結果は次の様になります.
>./A.OUT 1 7 5 3 4 6